AT&Tが5Gの提供地域を拡張


AT&Tがローバンド周波数(850MHz帯)による「5G」の提供地域を拡張した。

6月15日に拡張されたのは137都市と、今までのペースからすると多い方だが、ローバンドであることを考慮すると、拡張のペースは遅い。

同じくローバンド(600MHz帯)による5Gを展開しているT-Mobileは、2019年12月のサービス開始時点で、いきなり「全国5G」を宣言した。当初の提供地域は5,000都市以上、現時点では6,000都市近くになっている。

AT&Tの「5G」は2019年12月に開始した時点ではわずか10都市。その後少しずつ増やして4月には190都市になっていた。今回の拡張で327都市になった。

AT&Tが「全国5G」を宣言するのは「今年の夏」としていたが、もう既に夏だというのにまだその気配はない。

一時は「今年の終わり」まで遅れるとの情報も出たが、AT&Tは慌てて修正し、今のところ「今年の夏の終わり」までには「全国5G」の宣言ができるとしている。

なお、AT&Tのハイバンド(39GHz)の「5G+」は35都市のままで動きがない。