「IPHONE」という名のAndroidスマホ


ブラジルの電子機器メーカー、IGB Electronicaが、「IPHONE」という名のAndroidスマホを出すそうだ。これはややこしいことになった。

MacRumorsより

Reutersによると、この会社は2000年に「IPHONE」の商標登録を申請して2008年に取得したそうなので、Appleの「iPhone」より先だ。先見の明がある。

MacRumorsによると、Appleがブラジルで「iPhone」を確保するために取るべき道は、訴訟を起こすか、和解交渉をするかのどちらか。同様に中国ではProviewという会社が「iPad」の商標登録をしていたために、Appleは6000万ドルを支払って「iPad」を確保した。

またThe Vergeによると、メキシコには「iFone」という通信サービスの会社がある。2003年に社名の商標登録を申請したので、これもAppleより先だ。ただこの会社の活動はあまり活発ではなさそうだったので、Appleはこの商標登録を取り消させようとして2009年に訴訟を起こしたが敗訴。控訴審でも敗訴し、結局取り消させることができなかった。よってこの会社は引き続き「iFone」を使う。また販売差止訴訟などは起こしていないので、Appleも引き続き「iPhone」を販売する。

さて、ブラジルの場合はどうなるのか。ブラジルはAppleにとって重要な市場なので、中国と同様、和解金を支払って「iPhone」を確保する可能性が高そうだ。

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