T-Mobileの店頭からBlackBerryが消える


T-MobileのショップではBlackBerry端末の在庫を持たないことにするそうだ。

完全に販売をやめるわけではなく、メーカーからの直送になるようだ。Reutersによれば、BlackBerryはコンシューマの需要があまり高くないので店舗に在庫として置いておくのは効率が悪いとの理由によるものだ。

BlackBerryの需要はほとんどが企業顧客だ。企業顧客はショップで端末を選んだりその場で意思決定をして端末を持ち帰ったりするわけではないから、在庫を置いておく意味がないというわけだ。

そんなことをすると、ただでさえ売れない端末がますます売れなくなるのではないか、と心配になる。この計画が明らかになったのは9月25日で、その2日前の9月23日にはBlackBerryはコンシューマ市場からの撤退を表明している。

コンシューマはあきらめて企業や政府を相手にしようという路線変更だ。そして業界ウォッチャーらは、そんなことをすると失墜へのスパイラルを早めるだけだと警告している。

BlackBerryはせっかく新しい大画面スマホ「Z30」を発表したというのに、これは企業向けのスマホということになるのか。これでは盛り上がるわけがない。

BlackBerry Z30(BlackBerryのブログより)

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