住宅ローンのビジネスチャンス到来か

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最近、住宅ローン関連の新規ビジネスの動きが活発化している。

これまでシリコンバレーのスタートアップがあまり手掛けなかった分野だが、ここ数日、急に賑やかになり、新サービスの開始や資金調達の情報が相次いでいる。

TechCrunchによれば、Googleは、住宅ローンの比較サイト「Google Compare for Mortgages」を11月23日にカリフォルニア州でスタートした。

Google Compareのホームページより
Google Compareのホームページより

Google Compareは既に自動車保険の比較サイトを運営しているが、今回の追加で住宅ローンの比較もできるようになった。単に比較のための情報を提供するだけでなく、個人の状況に応じた最適な住宅ローンの選定や関連費用の情報収集の支援などもしてくれる。

ただし、住宅の購入者とローン提供会社の間を仲介するだけで、Googleが直接ローンを提供するわけではない。最適なローン提供会社が見つかったら直接連絡してもいいし、ローン提供会社の方から電話をくれるようにCompareのサイトから依頼することもできる。

次に、Lendaというスタートアップ。これは住宅ローンの借換えをしたい人のためのサービスだ。Lenda自身がローンを提供する。

Lendaのホームページより
Lendaのホームページより

借換えに伴う手間や期間や手数料が節約できる。パソコンで45分以内に申込みができ、借換手続き完了までの期間はこれまでは2か月かかったのが2週間半に短縮され、手数料は平均して2万ドルも節約できるという。

TechCrunchによれば、Lendaは11月24日に200万ドルの資金調達に成功し、これまでに調達した資金と合わせて合計で400万ドルの調達となった。2014年夏に開始して以来、6,000万ドルのローンを処理したという。

TechCrunchはさらに、Quicken Loanが11月24日に発表したオンラインのローン申込みサービス「Rocket Mortgage」も紹介している。

Rocket Mortgageのホームページより
Rocket Mortgageのホームページより

借換えにも新規にも対応する。「ロケット」という名前が付いているだけあって、スピードが強みだ。ローンの申込手続きがオンラインで数分で完了するという。

単に申込みができるだけでなく、情報を精査して仮承認まで出してくれる。ここで出してもらった仮承認は通常ローンオフィサーと呼ばれるローン提供会社の専門家が通常の手続きで出した仮承認と同じ効力があるそうだ。

この仮承認がないと気に入った物件があっても「買いたい」との申入れを行うことができないので、仮承認が簡単・迅速にもらえるのはずいぶん助かる。

これだけ新規ビジネスが賑わっているということは、住宅ブームは今後も続き、ローンの需要も多いと予想され、さらにローン仲介事業は旨味のあるビジネスであるに違いない。

これで住宅ローンが借りやすくなるのはいいが、肝心の物件の値段が高くて買いにくいという問題はひとつも解決できていない。

何とか物件の方も買いやすくしてくれる新規ビジネスが出てきてくれないものだろうか。