セキュリティの高いスマホの需要

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極めてセキュリティの高いスマホのニュースがたまたま重なった。意図しないユーザが使っているという情報もある。

セキュリティの高いスマホといえば、BlackBerryが思い起こされるが、最近話題になっているのはそれよりも一段とセキュリティを高めたものだ。

Engadgetによると、「Blackphone 2」が9月に北米で販売開始された。これはスイスのSilent Circleが開発したスマホ。OSはAndroidベースのPrivatOS。5.5インチ1080p画面。バッテリー容量は3060 mAhと、iPhone 6s Plusと同等かそれ以上の性能で本体価格は799ドル。

Blackphone 2のホームページより
Blackphone 2のホームページより

まだ販売価格も決まっていない段階の8月に注文の予約受付を開始した。ずいぶん乱暴なやり方だ。価格はいくらでもいいから買う、というユーザがいるのかもしれない。

また、12月18日に予定していた「Turing Phone」の販売開始が遅れることになったとのニュースもあった。このスマホはセキュリティが高い上に、スチールよりも頑丈だそうだ。

Turing Phoneのホームページより
Turing Phoneのホームページより

販売開始が2016年第1四半期にずれ込みそうだとのニュースが12月7日に流れた。今さらそんなことを言われても困るという人もいるだろう、クリスマスプレゼントにしようと思っていたユーザもいるだろうに、とEngadgetがコメントしている。

こんなセキュリティの高いスマホをクリスマスプレゼントにしようと思っていた人が何人いるかは定かではないが、個人で購入する人も多そうな書きぶりだ。

次のニュースは「GranitePhone」。ブラジルに本社があるSikurが開発したもの。AndroidベースのGriniteOSを搭載。暗号化された通話やチャット・メッセージサービスが利用できるほか、通常のGSMによる通話やSMSもでき、さらに写真を撮ることもでき、Exchange、POP、IMAPのメールアカウントも追加できる。

GranitePhoneのホームページより
GranitePhoneのホームページより

ただし、できるのはそれだけ。追加のアプリをダウンロードしたりすることはできない。普通のユーザにはとても魅力的とは思えない。

それもそのはず。これは政府、大企業、金融機関など、高度なセキュリティを必要とするビジネスユーザの使用を想定したもの。一般消費者向けではない。

ところが、Engadgetによると、この特殊なスマホの注文者の15%は一般消費者からのものだそうだ。

個人でこんなセキュリティの高いスマホを使う必要がある人って、いったいどういう人で、何に使うのだろう。開発者が想定していない使い方があるのかもしれない。

犯罪に使われるのでないことを祈る。