Title: | 独連邦裁判所、現行の電磁界規制値での携帯電話基地局の運用を容認 |
Updated: | 2004/05/29 |
Category: | 制度研究 |
Areas: | ドイツ |
Author: | 嶋田 実 |
Tags: | 連邦通常裁判所 周辺住民 O2 Germany ヤコブ教会 連邦憲法裁判所 ドイツ 携帯電話基地局 電磁波 健康被害 電磁界規制値 予防原則 |
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独連邦裁判所、現行の電磁界規制値での携帯電話基地局の運用を容認
ドイツ連邦通常裁判所は、2004年2月13日、携帯電話基地局の発する電磁波により健康被害を受けているとする原告が、当該基地局の運用停止を求めていた訴訟において、現行の電磁界規制値の条件を満足していれば足りるとして当該基地局の運用を容認する判決を下した。携帯電話基地局の周辺住民の健康被害をめぐる訴訟では、既に連邦憲法裁判所も同様の問題に判決を下しており、科学的に立証されていない健康被害の訴えへの司法の立場が今回あらためて明確にされたといえよう。