Title: | 日米における電力線搬送通信(PLC)の実用化検討状況 |
Updated: | 2005/06/28 |
Category: | 市場分析 |
Areas: | 米国 日本 |
日米における電力線搬送通信(PLC)の実用化検討状況
電力線搬送通信(Power Line Communication System:以下「PLC」)は、既存の電力線に高周波信号を用いて高速通信を可能にする技術である。
一般家庭へのブロードバンド通信の普及に際して、既存の配電線をそのまま利用できるPLCは有効な方法であるが、高速通信には高周波(2~30MHz)帯域を利用する必要があり、それに伴う漏洩電波が現用のHF(短波)無線システムに大きな影響を及ぼすことがわかっており、漏洩電波低減技術の開発が実用化には火急の課題となっている。
本レポートでは、わが国でのPLC実用化検討の現状と課題を確認するとともに、すでにPLC使用基準を制定した米国での現状を紹介する。