Title: | ライセンス・ビジネスに向かうコンテンツ産業 |
Updated: | 2009/01/18 |
Category: | 市場分析 |
Areas: | 世界 米国 日本 |
Author: | 小林 雅一 |
Tags: | MySpace imeem LastFM Pandora Universal Music Sony BMG Warner Music EMI 音楽レコード産業 ファイル共有 動画共有 ストリーミング配信 |
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ライセンス・ビジネスに向かうコンテンツ産業
世界最大のSNS、MySpaceは2008年9月、世界4大レコード会社(米Universal Music、米Sony BMG、米Warner Music、英EMI)と提携。4社の音楽カタログに含まれる全ての楽曲を、MySpaceのサイト上から無料でストリーミング配信する「MySpace Music」というサービスを開始したMySpace Musicでは広告が主たる収入源になる。つまり無料の音楽で客を引き寄せ、その場で広告と各種Eコマースを組み合わせることによってお金を儲けようとしている。こうした画期的なサービスに音楽の使用ライセンスを提供したレコード業界は、音楽レコード(recorded music)が独立した商品として成立しなくなったことを、自ら認めたようなものだ。彼らをここまで追い詰めたものは、CDを中心とする音楽ソフトの10年以上に及ぶ販売不振である。