Title: | 電子書籍制作の舞台裏 — iBooks Authorの利点と課題 |
Updated: | 2012/11/14 |
Category: | コンテンツメディア分野 |
Areas: | 米国 |
電子書籍制作の舞台裏 — iBooks Authorの利点と課題
Appleは2012年1月にiBooks Authorを発表した。インタラクティブなデジタル教科書が簡単に制作できるという無料のMac用ソフトだ。同時に発表されたiBooks 2、iTunes Uとともに、教育を変革する画期的ツールとして期待されている。
その使い勝手を確認するため、実際にこれを使って電子書籍を作ってみた。今回の任務は米国のテレビCMを紹介する電子書籍を制作するというもの。その性質上、作業は動画の処理が中心となってしまい、その他のインタラクティブな機能を使いこなすところまではいかなかったが、その限られた使い方の中だけでも、評判どおりの利点が実感できるとともに、まだ改善の余地があると思われる課題もいくつか明らかになった。中でも日本語対応には大きな課題があることがわかった。
本稿ではその制作の過程を紹介するとともに、その中で明らかになったこのツールの利点と課題をまとめる。
In January 2012 Apple announced iBooks Author, a free Mac application to enable easy creation of interactive digital textbooks. Together with the simultaneously released iBooks 2 and iTunes U, this application has been put forward as an epoch-making tool helping to reinvent the nature of education.