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Title: ライドシェアリングのジレンマ
Updated: 2013/07/23
Category: 制度研究
Areas: 米国

ライドシェアリングのジレンマ

「シェア」が社会現象になっている。車の空席をシェアする「ライドシェアリング」はその典型的な一例だ。従来のタクシーやカープールの問題点を解決し、楽しくて便利な交通手段を提供する画期的なサービスとして、注目と期待が集まっている。
一方、ライドシェアリングは、州や都市によっては規制上の扱いが問題となる。カープールとみなされるのかタクシー・ハイヤーと同等とみなされるのかによっても扱いが違ってくる。現状ではサービス内容に関する共通の理解や定義がないこともあり、サンフランシスコを始めいくつかの都市で問題を引き起こしており、規制当局が業務停止命令を出したり、調査に乗り出したりするなどの事態に至っている。
ライドシェアリングを非営利で行うことは特に問題視されておらず、費用やエネルギーの節約にもなり、交通混雑の緩和にもつながることから、交通行政上もむしろ奨励されているほどであるが、これが営利目的のビジネスとなると話は違ってくる。規制上の問題、同様のサービスを提供している既存の事業者との公平性、乗客やドライバーの安全確保など、さまざまな問題をクリアすることが求められる。今後規制上の扱いがどうなるのかに加え、この新しいサービスがこれからどう発展していくのかが注目される。

“Sharing” is now a social phenomenon, and an enormous variety of things are being shared. With the progress of the Internet, smartphones and social media, among others, services and technologies that facilitate such sharing have been developed and are growing rapidly. Seeing this as a business opportunity, ventures in related businesses are springing up one after another. “Ridesharing,” to share vacant seats of vehicles, is a typical example of such a business. It is drawing increased attention and expectation as an innovative service to deliver a fun and convenient way of transportation, while resolving problems associated with conventional taxis and carpooling.

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