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Title: 世界を席巻するサブスクリプションビジネス
Updated: 2018/10/31
Category: 市場分析
Areas: 米国 日本

世界を席巻するサブスクリプションビジネス

・本レポートでは、あらゆるものがサブスク化しつつある世界トレンドを俯瞰して把握する。ホットな領域における事例やビジネスモデルの転換に着目し、将来の事業機会を探る。特に、これまでサブスク化が難しかった非デジタル領域に重点を置く。

・サブスクが増えている背景は、事業者視点では、売上安定化というメリットと、テクノロジーによりサブスクの実現が以前よりも容易になったこと、ユーザ視点では、コスパアップや選択の手間解消のメリット、などがあげられる。また所有にこだわらないというユーザの価値観変化も大きく影響する。

・世界のニュース件数からどの領域が活況なのかをクラスタ分析すると、デジタルコンテンツが目立つ一方、サブスクリプションボックスを筆頭に、車、リアルエンタメ(映画館等)、飲食等の非デジタル分野が台頭している。

・競争も活況。カミソリサブスクの米DSC※は大手Gillette(P&G)を相手に善戦。ユニリーバはDSCを10億ドルで買収。食品サブスク米Blue Apronは17年(以後、西暦は下2桁で表記)に上場、業界トップランナーであったが、競合の猛追と、AmazonのWholefood買収による生鮮商品領域の強化に大打撃を受ける。

・toB領域での注目プレーヤは米Zuora。サブスク環境をB向けにSaaSとして提供。1000社超が導入。toC領域ではAmazonが様々な領域でサブスク展開、プレゼンスが際立つ。

・サブスクでは、売り切りモデルとは異なる視点に立ち、解約を防ぎ継続利用してもらう仕組みが益々重要になる。

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