Title: | マスプロダクトがヒットしない時代のD2C (Direct to Consumer) |
Updated: | 2019/08/26 |
Category: | 市場分析 サービス プラットフォーム |
Areas: | 米国 |
マスプロダクトがヒットしない時代のD2C (Direct to Consumer)
■目的
D2C(Direct to Consumer)※ において先行する米国市場での課題等を踏まえ、今後の国内D2C市場においても重要となりうるポイントを整理する。
※ オンライン専業かつ直販の事業形態。高品質な商品を低価格で提供 したり、SNSや動画を活用した価値観共有やブランディングが特徴。
■主な動向
米国では数年前よりD2Cブランドが活況
・多くのD2C企業が登場、既存大手が無視できない存在に。
・軌道に乗ったD2C企業の次の一手はオフライン強化による顧客体験の場の拡大。
米大手企業が、提携や買収によりD2C領域へ進出
・流通大手やP&G等。 D2Cのビジネス形態や、顧客とのエンゲージメントの取り込み。
プラットフォーマ(Amazon)もD2Cに着目
・AmazonもD2Cブランドと提携したいが、D2CはAmazonに否定的。
・多数のECイネーブラがD2Cを支えている。フルフィルメント機能も持ち始めている。
新しい国内D2Cブランドが立ち上がっているが、まだ規模は限定的
・現状、多くの国内D2Cは売上3億未満と推定される。
■今後国内市場においても重要になりうるポイント
・顧客体験の場の拡大(自社店舗拡大、流通企業等との提携)
・商材を増やし、特定分野のブランド確立
・総合ECには依存しない、自立したサイト運営
※ p.29 修正(2020年 1 月 24 日)