NFTに体験価値を Web3、メタバース時代に向けた布石
NFTに体験価値を
NFT(Non-Fungible Token)によって「デジタルな一点モノ」が可能になった。これまで値段がつきづらかったデジタルアートにも億を超える額ががつくようになったのは、NFTの功績だ。一方、NFTはデジタルで仮想的なものゆえ、体験価値には課題がある。体験価値よりも投機的価値によって売れているというのがNFTの現状だ。その中でリアルなモノやコトと組み合わせることで、体験価値を高める試みが出てきている。このような価値づくりは、投機筋以外へのサービス拡大や、メタバースが普及した際の施策としても不可欠になっていくのではないか。現在の事例をまとめ、今後の展望を考える。
※ 本レポートでは「NFT+コンテンツ」のことも簡易的に「NFT」と呼ぶこととする