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Title: サブスクビジネスの潮流変化2024 〜変化を捉えてサブスクで稼ぐ ②コトのサブスクの変化
Updated: 2024/02/16
Category: 市場分析
Areas: 世界

サブスクビジネスの潮流変化2024 〜変化を捉えてサブスクで稼ぐ ②コトのサブスクの変化

3つのレポートに分けて、コンシューマー向けサブスクサービスの潮流変化を明らかにしつつ、サブスクビジネスのヒントを探る。

パート①「モノのサブスクの変化」
▶パート②「コトのサブスクの変化」
パート③「モノ・コトサブスク共通の変化」

パート②は「コトのサブスクの変化」だ。3つの潮流をピックアップし、そこからポイントを抽出した。

1 「車周辺のサブスクエコノミーが拡大する」
車周りのソフトサブスクが増えており、実際に車メーカーもソフトサブスクで稼ぎ始めている。車の周辺ビジネスも変わるだろう。Appleがハードウェアの上にソフトウェアサービスのプラットフォームを築いたように、車メーカー各社がサブスクサービスのプラットフォームを形成していく可能性も考えられる(自動運転ソフト、セキュリティサービス、保険、エンタメなどを提供)。そうなれば、車メーカー以外の企業においては、どのようにそれに関わっていくかがアジェンダになる。

2 「トップランナーに学ぶ、サブスクレッドオーシャンでの集客」
動画サブスク領域は競争が過熱する超レッドオーシャン。その中にあっても、企業は加入者を伸ばし事業規模を拡大することを期待される。その観点でNETFLIXの取り組みが特筆に値する。同社の施策は、まず廉価な広告付きプランを新規導入し、その後に講じたドラスティックな施策によって行き場を求める新規ユーザーを同プランで取り込む。そして、このプランは広告収入によって既存のスタンダードプランよりも高い単価が得られるようになっている。「ドラスティックな施策の前に受け皿を用意する、実はその受け皿が儲かる」という構図だ。別業界における集客施策を考える際の示唆を与えてくれる。

3 「世界で増えるサブスクポータル」
サブスク普及が普及したことで新たな課題も出てきた。サブスク提供企業は競争のための「販路拡大」を求め、ユーザーは複数のサブスク契約を適切に管理するための「一元管理」を求めている。この両者のニーズを満たすべくサブスクポータルが世界で増えている。現在多いのは、通信キャリアによる動画サブスクを中心としたサブスクポータルだが、様々な企業にポータルポジションのチャンスがあるだろう。

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