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研究員コラム

タグ:EV

EVでの長距離運転に四苦八苦する米国のドライバーと充電インフラの現状

EVでの長距離運転に四苦八苦する米国のドライバーと充電インフラの現状

小林雅一, 環境

クルマの電動化で先行する中国や欧州諸国に続いて、米国でもEV(電気自動車)市場が急速に立ち上がってきた。  調査会社Cox Automotiveによれば、米国では今年1〜9月までにEVの新車販売台数が前年同期比で70パーセント増加した。同時期にガソリン車も含めた新車販売台数が15パーセントも減少する中、EVだけは大幅な売上プラスとなっている。

EVは本当に環境に優しいのか「ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)」や「鉱物資源の採掘による影響」など多角的な評価基準が求められる

EVは本当に環境に優しいのか「ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)」や「鉱物資源の採掘による影響」など多角的な評価基準が求められる

テック, 小林雅一, 環境

中国や欧米を中心に加速するEVシフト。今年中には、世界で発売される新車の約1割はEV(電気自動車)になる見通しだ。米フォードが今年4月に発売した電動ピックアップ・トラックの「ライトニング(F-150 Lightning)」は事前に20万人の購入予約が入るなど、EVの人気はここに来て高まっている。しかし元々、今回のEVシフトは消費者というより明らかに政府主導であった。

車載電池の動向とリチウムなど鉱物資源を巡る新たな環境破壊の危険性

車載電池の動向とリチウムなど鉱物資源を巡る新たな環境破壊の危険性

小林雅一, 環境

ここ数年のコロナ禍におけるサプライチェーンの混乱や半導体不足を背景に、世界の自動車売上が停滞している。そんな中、毎年倍増のペースで推移しているのが電気自動車の販売台数だ。今後の持続的な成長の鍵を握るのが、電気自動車に搭載されるバッテリー(二次電池)の動向だ。電気自動車、特にBEV(ハイブリッド車などを除く純粋な電気自動車)の製造コストの、実に三分の一を占めるのがバッテリーと言われる。

EVシフトが進む世界自動車産業の新勢力図

EVシフトが進む世界自動車産業の新勢力図

小林雅一, 環境

電動化や自動運転化など「百年に一度」の大変革期にあると言われる自動車産業。その最新事情を紹介する本連載コラムの初回では、世界の自動車産業が電動化へと向かう「EV(電気自動車)シフト」が予想以上のスピードで進んでいることをお伝えした。 連載2回目となる今回は、そうした転換期にある世界の自動車産業の新たな勢力図を眺めてみることにしよう。

電気自動車と自動運転技術の世界的動向ーー中国や欧米で爆発的な普及期に突入する電気自動車

電気自動車と自動運転技術の世界的動向ーー中国や欧米で爆発的な普及期に突入する電気自動車

小林雅一, 環境

電気自動車(EV)が爆発的な普及段階に差し掛かってきた。 国際エネルギー機関IEAの調べでは、世界市場における電気自動車の新車販売台数が2021年に約660万台に達した。これは新車全体の販売台数の9%弱に当たるが、2019年の約2%、2020年の約4%等と比べると、指数関数的に増加していることが見て取れる。