ランチの新しいカタチ


これまでのランチのスタイルを変える新しいサービスが登場した。見かけは移動販売車だが、その発想はレストランと顧客を結びつけるというものだ。

TechCrunchのビデオより

ランチタイムのオフィス街に移動販売車が来て弁当などを販売するのは、ここサンフランシスコでも珍しくないが、TechCrunchが紹介するこの「EAT Club」はちょっと違う。有名レストランなどと提携して、そこで調理したものを運んできて引き渡すというものだ。

他の移動販売車と違って車の中で調理するわけではないので、車に厨房設備はいらない。暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく、そして美味しいものを美味しく保つ設備があればよい。注文や支払いはスマホのアプリで処理するので、その場では名前を確認して品物を渡すだけだ。手間もかからないので列もできないし、待たせることもない。これは飲食業というよりは、配送業と言うべきかもしれない。

人気のあるレストランなどはお昼時には長蛇の列ができる。美味しいものは並んででも食べたいものだが、お昼休みという時間制限があるため、並ぶにも限度がある。そういう人気のあるレストランのメニューを、並ばずに簡単便利に食べられるようにするサービスだ。既に30以上のレストランと提携している。

残念ながらまだ正式サービスではなく、利用者を限定してベータテストを開始したところだ。正式サービス開始が待ち遠しい。

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