フェニックスが最優秀空港に


米国の空港ランキングでフェニックスが最優秀空港に選ばれた。

The Wall Street Journalが2023年の空港ランキングを発表した。旅客数で上位50位までの空港を対象に、上位20位までの大規模空港と21-50位までの中規模空港に分けて、それぞれ信頼性と価値・利便性に関わる30項目について評価し、100点満点で採点し順位付けしたもの。

大規模空港部門の10位までのランキング(The Wall Street Journalより抜粋)

信頼性には遅延や欠航の割合、タクシー(空港内の航空機の地上走行)の平均時間、保安検査の所要時間、手荷物受取の満足度などが含まれる。

価値・利便性には航空運賃、航空会社の競合状況、各都市の主要な会議場から空港までのUberXの料金、直行便の行き先数、空港のレイアウト、駐車場、レンタカー、トイレ、ラウンジ、Wi-Fi、電源コンセント、レストラン・バー、ショッピング、給水、子供連れ乗客向け施設、アナウンス、スタッフ、搭乗口の座席数などの要素が考慮される。

その結果、2023年の大規模空港部門ではフェニックス国際空港(Sky Harbor International Airport)が総合63.4点でトップとなった。フェニックスはコロナ禍でランキングが中止となる前の2019年にもトップだった。

大規模空港部門の第2位はミネアポリス国際空港、同第3位はロサンゼルス国際空港、中規模空港部門では第1位がサンノゼ国際空港、同第2位がサンアントニオ国際空港、同第3位がサクラメント国際空港という結果。

概して西海岸の空港の方が東海岸よりも好成績だった。気候が成績に大きく影響することから、温暖な西海岸が比較的有利になっているようだ。

とりわけフェニックスはほとんどいつも天気が良く、「天気予報を調べる必要のない気候(never-have-to-look-at-the-forecast weather)」のおかげで、遅延や欠航がめったにないとされている。

普段使っている空港が高評価されたことは、誠に喜ばしく誇らしいことではあるが、日本との間の直行便がないことが残念!

フェニックス空港の朝焼け