今日6日、読売と朝日が揃って民主党代表選に関する世論調査結果を掲載しました。いろんな質問をしていますが、「代表にふさわしいのはどっちか」の質問には菅総理をあげたのは読売66%、朝日65%、対する小沢前幹事長としたのは読売18%、朝日17%とほぼ同じ結果になりました。この傾向は他のマスコミがこれまで発表してきたものと変わりません。年寄りとしては、まあ、小沢さんもお金の問題でいろいろあるから、そんなもんかなあと思っていました。

しかし、ネットの世界では圧倒的に小沢支持の声で満ちみちています。いくつか例をあげてみます。さる4日午後に流れたニコニコ動画のライブ配信「小沢一郎ネット会見」。小沢氏が1時間半にわたってざっくばらんに語った最後のあたりで代表にふさわしいのはどっちかということで両氏の名前が画面に現れ、いずれかをクリックする瞬間アンケートの結果は小沢78.5%、菅21.5%でした。視聴者数はのべ5万人あまり、そのうちの何人がクリックしたかは分かりませんが、少なくとも電話調査で有効回答数が読売1170人、朝日2149人なのに比べると多かったのは間違いないでしょう。

人気ブログ「きっこのブログ」が31日に始めた緊急アンケートではこれまで2万3千人以上が回答していて小沢71%、菅13%と小沢氏の圧勝。これは<@nifty投票>のシステムを使っていて、一人一回しか投票できないなどちゃんとしたもののようです。この@nifty投票のページやライブドアネットリサーチなどのページを見ると似たようなアンケートがいろいろあるのですが、傾向的にはいずれも小沢氏の圧勝です。またインフォシーク・楽天の運営するニュースサイト「内憂外患」のアンケートでも8千人以上が回答し小沢93%、菅6%となっています。

この傾向はネット専門メディアや個人ブログだけのことではないのです。たとえば雑誌ダイヤモンドのサイトDiamond Onlineのネットアンケートは8月28日からアンケートを始めましたが、6日段階では小沢66.2%に対し、菅はなんと3.1%にとどまっています。読売新聞のサイト、ヨミウリ・オンラインの「みんなのyes/no」にある「どちらの政策を支持しますか」という設問では小沢が87%、菅13%となっていて、ネットでの小沢人気がうかがえます。またサイトには投稿フォームしか残っていませんが、スポニチが小沢氏出馬声明直後に行ったアンケートでは8割が小沢支持だったとのことです。また上記のヨミウリ・オンラインでも似たような結果だったとのことですが、結果はサイトに残っておらず残念ながら確認はできていません。

これほど極端ではない例ではロイター通信のアンケートがあげられます。2万2千人余りの回答はほぼ拮抗し、わずかに菅氏が先行しています。ネットアンケートでは唯一と言える菅氏優位の結果ですがその差は実数でわずか100票ほど、パーセンテージで言えば45対44。今朝の読売、朝日の結果とは大違いなのは間違いありません。また、これまで衆院選や参院選を株式市場に見立てて予測してきた静岡大情報学部の佐藤哲也准教授の研究室が運営するサイト<shuugi.in>の6日段階の株価は、小沢銘柄が前日の88.60から大幅に値を下げて71.70となったのに対し菅銘柄は前日の43.60から暴騰し55.60となりました。読売,朝日の報道を受けてのことでしょうが、それにしても小沢氏の優位は変わりません。(追記:6日22時の段階では小沢銘柄は変わりませんが、菅銘柄は45.80と前日に近いところまで落ちてます)

さて、どうしてマスコミ世論調査とネットアンケートにこれほどの乖離が生ずるのか。いろいろな見方があるでしょうが、ネットユーザーの見方を示すアンケート結果を一つあげておきます。それによると「新聞:捏造/ネット:正確」だからがダントツの1位で35%でした。一方、「新聞:正確/ネット:不正確」は選択肢9つのうちの下から2番目の8位で4.7%にとどまりました。回答者に偏りがあるのかも知れませんが、ネットユーザーのマスコミへの深い不信はとても深刻な事態に思えます。