Title: | 国際計算料金の一方的値上げに起因する、米比間係争の経緯 |
Updated: | 2003/06/28 |
Category: | 市場環境分野 |
Areas: | 米国 |
国際計算料金の一方的値上げに起因する、米比間係争の経緯
2003年1月、PLDT等フィリピンキャリアは、日米を含む海外のキャリアに対し一方的な国際計算料金(フィリピン着信)の値上げを宣言した。以下本稿では、宣言から現在までの米比間係争の概要を、米国連邦通信委員会(FCC)が採った対抗措置を中心に紹介する。宣言の背景には、国内相互接続料金の値上がり分を海外に転化するフィリピンキャリアの意図など、複数の要因があったとされているが、そうしたフィリピン通信業界の動向は、別稿「国際計算料金の一方的値上げにかかわるフィリピン側内情」(河村)において紹介する