Title: | 米国RBOCの映像配信サービスの動向 |
Updated: | 2005/03/29 |
Category: | 市場分析 |
Areas: | 米国 |
Author: | 高橋 俊之 |
Tags: | MSO Verizon Bell South SBC Qwest DBS DirecTV Dish Networks VoIP 専門番組 トリプルプレー |
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米国RBOCの映像配信サービスの動向
米国のブロードバンド市場においては、CATVが先行して加入者を伸ばしてきた。一方、RBOCを中心とした地域電話会社は、出遅れを取り戻すために、積極的な巻き返し策に出始めている。
現在RBOCが提供しているブロードバンドサービスは、下り回線速度1.5MbpsのADSLメニューが主流であり、VerizonやSBCは加入者回線の本格的能力向上のために光ファイバ化(FTTx)推進計画を発表している。しかしながら、全米で約1億5000万件の既存加入者回線に光ファイバを普及させるのには相当な時間がかかる。
一方CATV事業者は、IP電話サービスの開始により映像・データ・電話をパッケージとして提供するトリプルプレイサービスを引っさげてRBOCのサービス領域への進出を強めつつある。
このような状況でRBOCは立ち遅れた映像サービスを補完するためDBS(直接受信衛星放送)との連携策を選んだ。DBSと提携したRBOC各社における映像配信サービスの動向をレポートする。