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Title: ソーシャルグラフの活用可能性について
Updated: 2009/07/27
Category: 市場環境分野
Areas: 米国 日本

ソーシャルグラフの活用可能性について

Web2.0の進展に伴って、個人がWeb上で情報を発信し、他人と情報を共有するというソーシャル化の動きが活発化し、人間関係に係る情報がネット上に蓄積されるようになってきた。そうした「人と人のつながり」の情報を活用することで、新たなビジネスチャンスが生まれるのではないかということから、「ソーシャルグラフ」という概念に注目が集まっている。その情報を主に握っているのがSNS事業者であり、SNS事業者はその情報資産を最大限活用することで、ネット上のポジショニングを高めている。それ故に、ネット上のあらゆる情報を管理下におきたいGoogleがFacebookの勢いに待ったをかけようとして、激しい覇権争いを繰り広げている。一方、通信事業者も、通信履歴、アドレス帳といった人間関係に関する膨大な情報を有し、SNS事業者と同様の強みを持っている。
そこで、「ソーシャルグラフ」とは、一体どのような概念および構造を持っており、どのような活用可能性を備えているのか、「ソーシャルグラフ」を取り巻くネットのオープン化、ソーシャル化の動き、SNS業界の動向なども交えて、その可能性を探った。

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