Title: | 米国、地上波アナログ放送は一応無事に終了、いまは調整の段階 |
Updated: | 2009/08/25 |
Category: | 市場環境分野 |
Areas: | 米国 |
Author: | Jon Metzler |
Tags: | DTV DTV移行 地デジ FCC アナログ放送 アナログ停波 700MHz ATSC FCC Verizon Wireless Qualcomm AT&T MediaFLO |
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米国、地上波アナログ放送は一応無事に終了、いまは調整の段階
2009年6月12日、米国の残り(1784局のうちの971局)のフルパワーアナログ放送局は放送を停波した。停波時間は放送局により異なり、7千局に及ぶLPTV(Low Power TV)放送局あるいは中継局はアナログのままで放送しており、停波時期は未定だ。
停波後、米国上院・下院において、停波へのコメントは総合して好評である。一方、停波の管轄機関であるFCCのMichael Copps委員長代理(当時)は6月13日の時点で、「我々の仕事はここで終わったわけではない。DTV移行は一日のうちに終わる仕事ではない…支援を求めるすべての視聴者に対してサポートを提供しつづける」と、慎んだ姿勢を表したが、Jonathan Adelstein元委員は、記者会見において、「DTV移行は2000年問題に近い状況だ」とたとえて述べた。半分冗談ではあるが、担当機関の委員としてどれほど安堵したかをうかがわせる発言でもある。