Title: | 諸外国のアクセス分離について ~接続ルールの先にあるもの~(後編) |
Updated: | 2009/08/25 |
Category: | 制度研究 |
Areas: | オーストラリア ニュージーランド |
Author: | 山本 雄次 |
Tags: | 運用分離 機能分離 構造分離 NBN NGA 政権交代 官民共同出資 Telstra Optus ACCC DBCDE TCNZ Chorus TelstraClear |
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諸外国のアクセス分離について ~接続ルールの先にあるもの~(後編)
英国Ofcomの通信政策は、欧州の通信政策を牽引するだけでなく、遠く海を隔てたオセアニアにも波及した。オーストラリア(豪州)とニュージーランドの両国は、国旗のユニオン・ジャックが示すとおり英連邦の構成メンバーであり、その通信政策は多かれ少なかれ英国Ofcomの影響を受ける。2006年1月の英国での機能分離実施(BTによるOpenreach設立)の後を追うように、豪州・ニュージーランドでもアクセス部門の機能分離が実施された。
ただし、両国は国土の大きさや人口の面で違いがあるように、これまでの通信政策も固有の事情を背景に独自に展開されてきた面もある。したがって、アクセス分離へのアプローチも対照的だ。