第13回 グーグルの「AI Overview(AIによる概要)」が日本でも利用可能に――検索エンジンが生成AIで生まれ変わるとき何が起きるのか?
グーグルは今年8月、それまで米国内で提供してきた検索連動型の生成AIサービス「AI Overview」を日本や英国、インドをはじめ新たに6カ国で提供すると発表した。日本でのサービス名は「AIによる概要」となる。
研究員がひも解く未来
第13回 グーグルの「AI Overview(AIによる概要)」が日本でも利用可能に――検索エンジンが生成AIで生まれ変わるとき何が起きるのか?
グーグルは今年8月、それまで米国内で提供してきた検索連動型の生成AIサービス「AI Overview」を日本や英国、インドをはじめ新たに6カ国で提供すると発表した。日本でのサービス名は「AIによる概要」となる。
第7回 ChatGPTなどの生成AIは子供たちの教育にどう活用されているか?日本や米国の事例を紹介
文部科学省は7月4日、小・中学校や高校における生成AI(ChatGPTやBing Chat、Bardなど)の取り扱いについて暫定的なガイドラインを発表した 。それによれば、生成AIの教育利用の方向性として「生成AIがどのような仕組みで動いているかという理解」や「生成AIを使いこなすための力を意識的に育てていく姿勢」などを打ち出している。
第6回 日本企業のChatGPT利用率は7パーセント、軽率な利用には危険性も
ChatGPTが世界的ブームを巻き起こす中、日本企業の間でも、この画期的ツールを日々の業務に活用して生産性や効率性を上げようとする動きが進んでいる。ただ、日本企業の多くはChatGPTの職場への導入に慎重な姿勢で望んでいるようだ。
第5回 グーグルやBingなどの検索エンジンは対話型AIの導入でどう生まれ変わるか
米グーグルは今月初旬に開催した開発者向けイベント「Google I/O」で、生成AIの技術を多彩な新製品に組み込んでいくことを強調した。中でも注目を浴びたのは、同社の主力製品である検索エンジンへの取り組みだ。グーグルは検索に(生成AIの一種である)対話型AIの機能を組み込むことで、従来よりもダイレクトかつ的確にウェブ上から情報を入手できるようにする。
第4回 ChatGPTなど生成AIは私達の仕事や雇用をどう変えるか
ChatGPTをはじめ生成AIは私達の仕事を支援してくれる新しい味方となるのか?それとも私達の雇用を奪う敵になるのか。これに関する大学やシンクタンクなどの論文や調査レポートが相次いで出されている。筆者がウェブ上をちょっと漁っただけでも、ここ3、4か月で少なくとも6本は報告されている。
第3回 生成AIが著作権侵害などで訴えられる――人間の作品から学んで創る人工知能はクリエーターやジャーナリストの敵となるのか?
テキストや画像、コンピュータ・プログラムなど様々なコンテンツを出力する生成AI。中でも対話型AI「ChatGPT」の登場以来、世間の関心を集めているが、実は法的にはグレー・ゾーンに置かれている。これら各種の生成AIは作家や漫画家、イラストレーター、プログラマーなど各方面の知的財産権を侵害し、その職業を脅かしている、という訴えや苦情は以前から聞かれた。そして今年1月、米国で画像生成AIの合法性を争う集団訴訟が起こされた。
第2回 話題のテキスト生成AI「ChatGPT」の性能評価――確かに回答には誤りが多いが、本来の実力を見極めるには今しばらく時間が必要
生成型AI(人工知能)に関する連載の第2回目となる今回は、最近世間で話題のChatGPTについて見ていこう。 昨年11月末に一般公開されたChatGPT(https://chat.openai.com/chat )は、米OpenAIが開発したテキスト生成ツールだ。いわゆる「チャットボット(お喋りAI)」の一種であり、ユーザーである私達人間とテキスト・ベースの会話、つまりチャットをすることができる。 開発元のOpenAIは、2015年に著名起業家のイーロン・マスク氏やピーター・ティール氏らが総額約10億ドル(当時の為替レートで1000億円以上)を出資して立ち上げた研究機関である。設立当初は非営利団体として、単なる一企業ではなく人類全体に寄与する人工知能の研究開発を目標に掲げていた。