Title: | アートバーゼル2019参加レポート |
Updated: | 2019/07/24 |
Category: | その他 |
Areas: | 世界 スイス |
アートバーゼル2019参加レポート
アートバーゼルとは
スイスバーゼルにて毎年開催される世界一のアートフェア。世界の著名ギャラリーが出展し、コレクター達にアート作品を販売する場。アート業界最大のイベントの一つとなっている。
アートバーゼル2019サマリ
●オンライン取引が少しづつ増えている
メガギャラリーのNYガゴシアンやNYデイヴィッド・ツヴィルナーがアートバーゼル会期中にオンラインサービスを提供。コレクタ層の変化(若年化)等が背景として考えられる。
●ビデオ作品の展示が増えている
展示スペースを割いてのビデオアートが多数出展。アートバーゼルだけでなく、同時期に開催される他のアートイベントでもビデオ作品は増えている。
●非公開取引が増えつつある
非公開ショールームでの取引ニーズの高まり。人目を避けたいコレクターニーズ。
所感
ビデオ(デジタル)作品の増加とオンライン取引の増加が新たな潮目。デジタルなアート作品はブロックチェーンにより複製がコントロールでき来歴管理も可能。ビデオ作品を含めたメディアアートのプレゼンスが今後高まっていくことが考えられる。また、デジタルアートやオンライン取引といったデジタルな要素の普及は、一種閉鎖的であったアートの世界をマジョリティ層にも拡大させていく一助となり得る。