Title: | アリババのテクノロジー祭典「雲栖大会(ユンチー) The Apsara Computing Conference」報告 前編 |
Updated: | 2019/12/17 |
Category: | その他 |
Areas: | 中国 |
アリババのテクノロジー祭典「雲栖大会(ユンチー) The Apsara Computing Conference」報告 前編
アリババが主催する中では最大規模のテクノロジーカンファレンスとなる雲栖大会(ユンチーダーフイ)が今年もアリババの本拠地である中国浙江省の杭州で9月25日から27日の3日間に渡り開催された。第10回目となる今回の雲栖大会(ユンチーダーフイ)ではスローガンとして「数・智(The Rise of Data Intelligence)」が採用された。中国語で数はデータ、智はスマートなコンピューティングテクノロジーを意味し、ビッグデータとテクノロジーの2つを融合させ「データ・ドリブン(データ駆動型)」のビジネスモデルの推進を加速させ、よりスマートな社会構造を構築しようというのが大会を通じてのメッセージとなった。
今年の雲栖大会は、9月10日のジャック・マー退任後、公の場所ではアリババ経営陣が一堂に会する最初の場所とあって、世間からも大きな注目が集まった。本レポートでは、第10回雲栖大会(ユンチーダーフイ)で発表された新製品やコンセプトを中心に雲栖大会の総括を前・後編に分けてお届けしたい。前編として雲栖大会(ユンチーダーフイ)の概要を紹介し、重要セッションで公表された主要項目についてまとめたい。後編では、大会2日目に開催されたニューリテールサミットから小売業デジタライゼーションに関連してニュー・リテール戦略の最新動向をお伝えする予定である。