GoogleのMVNOのサービス内容が一部漏れ伝えられている。第2のアンキャリアとして注目される。
GoogleはMVNOを計画していることは認めたものの、具体的なサービス内容や料金や開始時期などはまだ明らかにしていない。
ところが、開発中のプログラムのコードが一部漏洩してサービス内容が若干判明したとAndroid Policeが伝えている。もっとも噂のレベルにすぎず、確認されたものではない。
それによると、サービス名称は未定だが、とりあえずプロジェクトは「Project Fi」、アプリは「Tycho」と呼ばれているようだ。MVNOプロジェクトのコードネームとして噂されていた「Nova」も「Tycho」の証明書のCNフィールドに記載されているようだ。
アプリのアイコンのイメージはこのようなものだ。
サービスの利用開始や新規電話番号の取得や既存電話番号の移行などの手続きがアプリで行え、手続きの進捗状況もアプリで確認できるようだ。
サービスの一時停止、終了、再開などの手続きもアプリでできるようだ。
料金プランは既存キャリアと同様、音声とテキストは無制限、データは利用量に応じて上限を選べ、複数回線でデータをシェアできるようだ。
もしデータを使い切らなかったら月末に返金してくれるようだ。すなわち、実際に使った分だけ払えばいいというシステム。これは既存のキャリアはもとよりアンキャリアでさえもまだやっていない。
もしデータ上限を超えてしまったら超過分は1GBごとに所定の料金が加算される。上限を超えたら罰としてバカ高い料金を取られるというようなことはなさそうだ。
国際通話は有料だが低額に抑える見込みのようだ。
データオンリーというサービスもあるようなので、データオンリーの端末もサポートするようだ。スマホでデータオンリーのサービスが使えるのかは不明だが、もしこれができれば使う人は多いのではないかとAndroid Policeのライターがコメントしている。
ボタンを押すだけでスマホの交換(SIMを入れ替えたのと同じ状態)ができるらしい。これは便利だ。
ネットワークはSprintとT-Mobileを使うようだが、品質がいい方を自動的に選んでくれそうな「Auto Switching」という設定もできるようだ。
まだ噂の段階だが、面白そうなサービスになりそうだ。第2の「アンキャリア」として注目されるとBGRも言っている。