量子コンピュータ

世界的な主要企業の量子コンピュータに対する取り組み 中編:IBM

2019年10月、グーグルが自主開発した量子コンピュータで「量子超越性」を達成したと主張した際、IBMは即座にその信ぴょう性を疑う声明を発表した。グーグルが「我々の量子コンピュータを使えば200秒で解けるが、従来のコンピュータなら1万年かかる」とする特殊な計算問題は、実は既存のIBM製スパコンを使っても2日半で計算が終わるという。

量子計算機の黎明期を振り返る

夢の超高速計算機「量子コンピュータ」への投資が米国を中心に急拡大している。世界全体での投資額は近年鰻登りで、今年は年間30億ドル(3,000億円以上)を突破しそうな勢いだ。ニューヨーク証券取引所では、「SPAC(特別買収目的会社)」と呼ばれる特殊な上場テクニックを使って、一度に20億ドル(2,000億円以上)もの巨額資金を調達する量子スタートアップ企業も登場している。

量子コンピュータの幻ー量子計算機への投資ブームが巻き起こる(後編)

この「量子並列性」とは何か?私達の生きるマクロな日常世界では、白はあくまで白であり、決して黒ではない。しかし量子力学によって説明される極小の世界では、「白は白であると同時に、黒でもある」という奇妙な状況が成立する。要するに、一つのモノが同時に幾つもの異なる状態を取り得る。これが「量子並列性」と呼ばれる現象だ。

量子コンピュータの幻ー量子計算機への投資ブームが巻き起こる(前編)

米国を中心に、量子コンピュータへの投資がここに来て急増している。米国の調査会社PitchBank Dataによれば、世界の量子コンピュータ企業に注がれた投資額は今年1~7月の間で7億ドル(700億円以上)を超えた。

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