不正を正す電動スクーター

Digg にシェア
Pocket

Superpedestrianの電動スクーターは不正行為を正してくれる。

マサチューセッツ州ケンブリッジに本社があるSuperpedestrianは、MITからスピンアウトして2012年に設立された企業で、現在北米と欧州の40都市以上で電動スクーター(キックボード)のシェアリングサービスを展開している。

Superpedestrianのホームページより

同社のビジネスは単にスクーターを貸し出すだけでなく、安全性を確保するために最大限の措置を講じているところが特徴だ。運転する人の安全だけでなく、周囲の安全、とりわけ一番の弱者である歩行者の安全を守るために最大限の配慮をしている。

そのため、同社は2021年7月に「Pedestrian Defense」という安全システムを発表した。これは、AI、センサー、マイクロプロセッサーなどを組み合わせた車載安全システム。

これをスクーターに搭載することで、不正な走行を検知し、それを正すような動作までさせることができるというものだ。たとえば、歩道走行、一方通行の逆走、蛇行運転などを検知すると、ただちに減速・停止してスマホに注意のメッセージが届く。

不正を正す措置はほぼリアルタイム(0.7秒)に発動することが可能だ。

この技術は電動スクーターに限らず、自転車、オートバイ、自動車、その他の交通手段やシステムにも使うことができる。爆音を轟かすと強制的に停まってしまうオートバイ、あおり運転をすると強制的に安全な場所に停車する自動車などがあればいいなと思う。

不正行為を発見するだけでなく、それを正すような措置を発動するシステム、という観点で考えると、応用分野は無限に広がりそうだ。

是非とも社会のいろいろなところに応用してもらいたいものだ。