Cruiseがサンフランシスコで一般客を乗せての無人運転ライドを開始した。

GMの子会社CruiseはこれまでSFで無人運転ライドヘイリング(配車サービス)の公道実験をしていたが、このほど一般客にドアを開いた。
運転席にも助手席にもバックアップのドライバーやスタッフは乗らず、車内には乗客だけという状況になる。
これは本格的な無人運転ライド(ロボタクシー)の商用サービスの開始と言ってもいいくらいなのだろうが、まだ運賃に関して当局の認可が下りていないため、当面は無料で提供する。
車両の運行台数もまだ限られているため、利用できる一般客の数も絞り、順番待ちとする。運行時間も当面は夜11時から朝5時までという、当局から公道実験用に許可された時間の範囲内に収める。
とにかく一般客を乗せられる状態になったことで、ソフトバンク・ビジョン・ファンドからの13億5,000万ドルの追加出資を受ける条件を満たしたとのことだ。
CruiseのCTO兼暫定CEOのカイル・ボークト氏のブログによれば、これに初めて乗った一般客は子供のようにはしゃぐそうだ。しかしすぐに退屈して、居眠りする乗客もいるとのことだ。
乗客が退屈して居眠りするということは運転にまったく不安を感じさせないということだ。
ロボタクシーが現実のものになりつつある。