NFCの形勢が思わしくない。Google WalletでさえもNFCが不要になる。
Google WalletがSionic Mobileのアプリ「ION Rewards」でも使えるようになった。このアプリを使ってモバイル決済をするとIONというポイントのような仮想通貨のようなものがもらえる。1,000 IONは1ドルとして、参加店で現金と同じように使える。
このアプリを使って参加店でモバイル決済をすると決済金額の2%分のIONがもらえる。ガソリン支払い用のIONアカウントに現金を入金すると入金額の3%のIONがもらえる。IONを家族や友人にギフトとして送ることもできる。
このアプリにリンクできる支払い方法は、今までは銀行のチェッキング口座、DWOLLA、クレジットカードの3種類だったのが、これに加えてGoogle Walletによる「Pay with Google」が使えるようになった。
Google Walletは普通はNFCを使って、スマホを認証端末にタップして支払いをするものだが、ION Rewardsで使うときはスマホをタップする必要がない。すなわちNFCは使わない。その代わりバーコードを使う。アプリでバーコードを表示させて、それをレジのスキャナで読み込んで支払いを行う。
NFCにとっては悪いニュースだが、Google WalletにとってはNFCと運命を共にしない道が拓けたことになる。
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