Lumia 900はショップ店員もお勧め


先日発売されたノキアの最新Windowsスマホ「Lumia 900」が今買うと無料だというので、ショップに客が殺到しているのではと想像しながら、サンフランシスコ・ダウンタウンのAT&Tショップをのぞいてみた。

土曜日の午後だったので街は観光客や買い物客で賑わっていたが、ショップの中はそれほどでもない。閑散というほどでもないが、ごった返しというほどでもなく、ほどほどの客入りだ。

入口正面の受付で担当者が待ち構えている。受付に列はできていない。

「最新のWindowsスマホが見たい」と伝えると、「すぐそこにある」と入ってすぐの右側を指差す。よく目立つところにLumia 900のコーナーが設置されていた。何と一人も殺到していない。

端末が3台並んでいる。左と中央がLumia 900のシアンとブラック、右はLumia 900と同時に販売開始したHTCの最新Windowsスマホ「Titan II」だ。ちゃっかりLumia 900のコーナーに間借りしている。

価格は2年契約でLumia 900が99.99ドル、Titan IIが199.99ドル。スペック的にはTitan IIの方が上のようだ。何しろカメラが16メガピクセルとすごい。

しばらくすると、ウィル・スミスに良く似た爽やかな店員さんが「何か質問はあるか」と寄って来た。Lumia 900のソフトウエアのバグのことを聞いてみると、もう直っているが、問題のあるなしに関わらず、今買うと100ドル返金される、と報道されたとおりの回答。

隣にあるTitan IIとどちらがお勧めかと聞くと、断然Lumia 900がお勧めだと。Titan IIはカメラがいいくらいで、あとはそれほど変わらない、絶対Lumia 900がお勧めだと。

実は自分も使っていると言って、自分の持っているLumia 900(ブラック)を見せてくれた。ソーシャルメディアが使いやすいという。FacebookがOSと一体化されているようで、Windowsのホーム画面の「ピープル」というタイルをタップするとFacebookと電話帳が合体したような画面が現れる。ここで投稿内容も見られるし、電話、メール、テキストなどで連絡もできるという大変便利な環境のようだ。

そういった内容を結構長時間、力を込めて説明してくれたのだが、こちらは買う心構えができていなかったので、申し訳ない気がしたが、もう少し検討すると伝える。ウィル・スミスは爽やかに「オッケー」と言ってくれた。

「ソーシャルメディアとOSの一体化」を反芻して店を後にした。

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