航空運賃には以前から謎が多いと思っていたが、いまだに世にも不思議な運賃を見かけることがある。
サンフランシスコから東京までの航空運賃は、西海岸の他の都市から東京までのものと比べると、通常極めて高い。
たとえばJALのサイトで、サンフランシスコから東京(羽田)までの運賃を調べてみると、エコノミーの直行便で片道1,058.60ドルと表示された。
同じ日にロサンゼルスから東京(成田)まで行く直行便は715.60ドル、サンディエゴから東京(成田)までは558.60ドル。
距離的にはサンフランシスコ−東京の方がサンディエゴ−東京よりも短いにもかかわらず、運賃は距離が短いほど高いという不思議な設定になっている。
これは、距離だけでなく需要と供給のバランスなども関わってくるのだろうから、こういうこともあるかなとは思える。
ところが、サンディエゴからサンフランシスコ経由で東京(羽田)まで行く便は、何と377.10ドル???
サンディエゴからサンフランシスコまではJALが提携しているAlaska Airlinesの飛行機に乗り、サンフランシスコから東京(羽田)まではあの高額だったJALの直行便に乗ることで、通しでこんなに安くなるとは、世にも不思議だ。
どうしてこんな運賃設定になっているのか、合理的な説明があるなら聞きたいものだ。