AT&Tがオール無制限プランを全顧客に提供


AT&TがこれまでDirecTVとU-verse TVの顧客に限定していたモバイルサービスのオール無制限プランを全顧客に提供すると発表した。提供開始は2月17日。

Verizonが2月13日にデータ無制限プランを復活したことで、モバイル大手4社がいずれも無制限プランを提供する状況となったが、AT&Tだけが自社のTV顧客に限定しているという欠点を抱えていたため、これを解消しようというもの。

それでもAT&Tの無制限プランは他社に比べるとまだ見劣りがする。Tom’s Guideが4社の無制限プランを比較し、AT&Tのプランはひどいと評価している。

Tom's Guideより
Tom’s Guideより

AT&Tの無制限プランはまず、料金が高い。1回線の月額料金は、他社が50ドルから80ドルなのに対し、AT&Tは100ドル。4回線では他社が90ドルから180ドルのところ、AT&Tは一番高いVerizonと同じ180ドル。

サービス内容も他社に比べて劣る。他社は10GBまでの高速ホットスポットデータが付いているのに対し、AT&Tは付いていない。

他社よりサービス内容が悪くて料金が一番高いとなれば、これを使おうという顧客がどれだけいるかは疑問だとしている。事情によりどうしてもAT&Tを使わざるを得ないというような顧客に限られることになる。

ちなみに料金的にはSprintが1回線で月50ドル、4回線で月90ドルと最安だ。ネットワークのカバレッジや速度にはこだわらないという人には最適だ。