SFの教育委員会が変わる


サンフランシスコの教育委員会のメンバー3人が解任されることとなった。

SFの教育委員会はコロナ禍の対応などで批判を浴びていた。コロナ禍で学校が閉鎖されて、子供たちの教育をどうするかについて考えなければならない大事なときに、教育委員会は奴隷制度や人種差別などに関係する元大統領などの名前が付いた44校の学校名の変更を優先して進めていたからだ。

学校名の変更を推進していた教育委員会の委員長、副委員長、委員1名の計3名に対して住民からリコールの請求がなされ、2月15日の投票の結果、賛成多数で解任されることとなった。

投票結果は僅差などというものではなく、圧倒的多数による賛成となった。「子供の教育のことに専念しろ」との住民からの明確なメッセージであるとFOX Newsが伝えている。

解任されることとなった3人はいずれも行き過ぎと思えるほど、プログレッシブ(急進左派)な政策を推し進めていた。

SFは民主党の勢力が堅固で、全米で最もリベラルな都市の1つと言われているほどなので、この3人のリコールが成立するというのは画期的なことだ。SFが変わりつつあるのかもしれない。

壊れているSFが修復されることを期待したい。