Lenovoのミステリアスなスマート時計が大幅に値下げされている。

Lenovoのスマート時計「Smart Clock Essential」は、Amazonの音声アシストAI「Alexa」を搭載した多機能な置き時計。
時刻だけでなく、天気、気温、湿度も表示し、スピーカーとマイクロフォンを内蔵し、タイマー、アラーム、スケジュール、ショッピングリストへの追加、音楽再生など、多彩な操作が音声で行えるというもの。
多機能なのに「Essential」という必要不可欠なものだけ備えているという意味の言葉が冠されているミステリアスな製品だ。
本体は布地で、色はミスティブルーとレッドの2種類。定価はミスティブルーが80.01ドル、レッドが69.99ドルのところ、今ならどちらも49.99ドルで販売されている。
蛇足だが、ミスティブルーの定価の1セントの端数が気になる。通常は1セント下げて少しでも安く見せようとするところ、1セント上げるとは、これもミステリアスだ。「ミステリアスブルー」と呼んだ方がいい。
ところで、このスマート時計の売り文句に、「完全なプライバシー」とあって、「カメラがない!」と「マイクをオフにするミュートボタンがある」という措置を講じることで、プライバシーを完全に保護していると説明している。

パソコンなどのカメラについては、不正に覗かれる危険性があるので、ポストイットなどで目隠しをする人が増えているようだ。そのための専用のプラスチックスライダーも販売されている。
このスマート時計なら目隠しをする必要がない、というのが1つのメリットになっている。
それにしても「カメラがない」ことがスマート製品の売り文句になるとは、ミステリアスな世の中になったものだ。