AT&Tがケータイ充電スタンド設置


AT&Tがニューヨークでケータイ充電スタンドを実験的に設置した。無料で充電できるのはありがたいが、充電中の時間を持て余しそうだ。

The Vergeによると、AT&Tは6月18日、太陽光発電会社のGoal Zero、デザイン会社のPensa Designと共同で、太陽光発電を使ったケータイ充電スタンド「ストリート・チャージ」を設置した。マンハッタンのフォートグリーンパークを皮切りに、この夏の間中、市内の公園や公共施設など多数の場所に設置する予定だ。

「ストリート・チャージ」(PensaのWebサイトより)

昨年、ハリケーン「サンデー」がニューヨークを襲って大停電となったときに、近隣の住民が協力して被災者のスマホが充電できるよう尽力した。AT&Tも発電機を提供して停電世帯にスマホ充電用の電力を供給した。その経験を踏まえて、こんなものがあったらいいな、という発想から生まれたのが、今回の充電スタンドだ。

「Wi-Fiはどこにでもあるのに、充電できる場所がない」という声に応えたものだ。デザイン会社が絡んでいるだけあって、スタンドのデザインはエレガントだ。スタンド1台につきUSBポートが6つあり、スマホなど6台が同時に充電できる。各ポートは最大10ワットの電力を供給するのでスマホの充電には十分だ。iPhone、Android、Windows Phone、BlackBerryのどれでも対応可能。大容量バッテリーがあるので夜間でも利用でき、24時間いつでも利用可能だ。

充電している間、利用者同士でおしゃべりでもしていれば、楽しくて新たな出会いも期待できる。リアルのソーシャル空間だ。

ただし、フル充電には2時間位かかるというので、おしゃべり好きな人はいいがそうじゃない人は時間を持て余しそうだ。

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