iPhone 6と6 Plusが発表されて、各社の料金施策やプロモーション活動が活発になりつつある中、T-MobileがSprintの新プラン「iPhone for Life Plan」を「詐欺(trickery)」だと批判した。

T-MobileのCEOのジョン・レジャー氏がCNETのインタビューで発言したもの。SprintのiPhone 6用新プランは、実は端末がレンタルで、毎月20ドル払っても自分のものにならないところが要注意だとしている。
相変わらず言いたい放題だ。同氏はその他にもこんなようなことを言っている。
- 断っておくが、Sprintを貶めようとしているわけではない。T-Mobileが成功するためには、別にSprintが失敗する必要はない。
- AT&TとVerizonの2社で米通信業界の利益の85%を掌握し、1GHz以下の周波数の75%以上を保有し、市場シェアの70%を占有している。顧客のためになることをやる余地は多々ある。
- T-MobileとSprintがともに発展していかないといけないが、2社の状況は全然違う。T-Mobileは成長のピーク。Sprintは顧客流出を食い止めるために有効な手立てを模索している。ネットワークの整備もまだまだ。
- Sprintはネットワークが準備できる前に料金競争に巻き込まれたことが不運だというが、そんなことは言い訳にすぎない。
- Sprintとの合併話については意に介していない。T-Mobileにとってはそれよりも「アンキャリア」を推進することの方が重要だった。Sprintにとっては窮地を救う解決策がT-Mobileだったのだろう。
- VerizonとAT&Tの2社で2,500億ドルの売上。これはポルトガルやデンマークのGDPより多い。この2社にとっては現状を変えようとのインセンティブが働かないのも当然だ。今儲かっているのに何で変える必要があるのかと。
- Sprintの顧客流出は続いている。リストラも必要だ。街で見かけるSprintのブランドは惨めだ。
- Sprintは新規顧客ばかり優遇しているので、既存顧客はむかついている。
ところでT-MobileのiPhone 6施策がまだ出ていない。言いたい放題言うからには、きっとあっと驚くようなものが出てくることだろう。
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