Apple Watchがやっと店頭販売を開始


Apple Watchのオンライン販売開始からずいぶん時間がかかったが、やっと店頭販売が始まった。

店頭販売開始を知らせるAppleからの案内メールより
店頭販売開始を知らせるAppleからの案内メールより

Apple Watchは4月24日にオンライン予約分の発送を開始した。それから約2か月後となる6月18日にやっと一部の店舗で店頭販売を開始した。

これまでのApple製品は、オンライン予約分の発送開始日に一定数を店頭販売するのが常だった。Apple Watchだけ、店頭販売までにどうしてそんなに時間がかかってしまったのか。

Appleは特にその理由を説明していないが、FOX Newsによれば、これは計画的に時間をかけたものらしい。

AppleにとってWatchのような種類の製品を販売するのは初めての試みだ。特にWatchは多品種だ。本体とベルトを組み合わせると、38種類にも及ぶ。

まずはオンライン販売のみで様子を見て、しっかり需要を見極めてから店頭販売を開始するのが効率的だと判断したようだ。

Watchの販売台数についてもAppleは特に発表していないが、Reutersによると、6月半ばまでに279万台程度販売されたらしいと、調査会社のSlice Intelligenceが推定している。

しかも購入者の20%はスペアのバンドを購入しているという。このバンドの利益率が高く、Appleの収益性向上に貢献している。たとえばSportsタイプのバンドは49ドルで販売されているが、IHSの分析によれば原価は2.05ドル。

いろいろな面でWatchはとても効率よく販売されているようだ。