未来からやって来たような無人のレストランがサンフランシスコのダウンタウンにオープンした。
「ロボットレストラン」としてローカルテレビなどで紹介されているのは「eatsa」という無人のファストフード店。百聞は一見に如かず、ということで早速行ってみた。
店内には受付の人や給仕をする人がいない。透明なコインロッカーのようなボックスとiPadが並んでいる。
iPadでメニューを選んで注文・支払いをすると、3分くらいでボックスの1つに注文の品が出てくる。いわば大きな自動販売機だ。
メインメニューはすべて「キノア」という南米の穀物をベースにしたサラダのような健康食だ。全部で8種類あり、値段はどれも6.95ドルと手頃だ。
注文したのはテリヤキソースがベースの「ベントウボウル」とクランベリーチャツネの甘酸っぱさがアクセントになる「ハーベストボウル」。

肉や魚が入っていないので物足りないのではないかと思ったが、食べてみたら量は十分で、味もしっかりついていて、意外に美味しかった(実は、味はあまり期待していなかった)。
「ロボットレストラン」として話題になっているが、実は奥でスタッフがせっせと調理をしているそうなので、まだ完全な機械仕掛けではない。
とにかく、早い、安い、うまい、体にいい、という食事の重要なポイントはクリアしている。