新iPhoneに16GBモデルは不要


予約受付が始まったばかりのiPhone 6s/6s Plusだが、早くもレビューが出回っている。その中で、「16GBモデルは不要」との意見があった。これには賛成だ。

新しいiPhoneの容量は16GB、64GB、128GBの3種類。これは先代の6/6 Plusが出たときのラインアップと同じだ。なお、新iPhoneの登場で旧モデルは容量や色のオプションが少なくなっている。

Appleのホームページより
Appleのホームページより

新しいiPhoneはカメラが12メガピクセルに性能アップし、4Kビデオも撮れるようになったし、写真が一瞬動画のように動く「Live Photos」という機能も追加された。

これで写真やビデオを撮りまくると容量がいくらあっても足りない。16GBなんかすぐに満杯になってしまう。性能や機能の向上に応じて容量もアップしてくれないと困る、とArs Technicaが指摘している。

iPhoneが5sから6に進化したとき、容量は「16GB、32GB、64GB」から「16GB、64GB、128GB」になった。他は2倍になっているのに16GBだけが据え置かれた。なぜ16GBを32GBにしてくれなかったのか。

16GBでは足りないので64GBを使おうという人が増える、との目算もAppleにはあるのだろう。

Wiredは「16GBのiPhoneの哀れな容量で生き抜く方法」を紹介している。「Live Photos」をオフにして、HDR設定で「通常の写真を残さない」にして、4Kビデオなんか絶対使わないようにして、iCloudを利用して、他社のクラウドサービスも利用して、アプリを頻繁に厳しく管理して使わないものや容量を食うものは削除して、OSやアプリを常に最新の状態にアップデートするといったことをすれば、16GBでもやっていけないことはない。それをやるのと100ドル余計に払うのと、どちらがいいかよく考えようと忠告している。

そんな苦労をしなくても100ドル余計に払わなくて済むことを、iPhone 7に期待したい。