研究員がひも解く未来

研究員コラム

タグ:AI

ミュージアムがAIを使い始めた~来場者のための新しい体験作り

ミュージアムがAIを使い始めた~来場者のための新しい体験作り

ライフスタイル, 沖賢太郎

AIがさまざまな分野に浸透しつつある今、ミュージアムでもAIの活用が増えている。一般的に、AIの導入目的は「効率化」にあることが多いが、ミュージアムのような場所では、来場者の新しい体験のための「表現手段」として活用されることも珍しくない。以前のコラムで、アーティストがAIを表現手段として使うようになったことを取り上げた。今回は、世界のミュージアムがどのようにAIを使っているか見ていこう。

第12回 生成AIを開発するIT企業とメディアの複雑な関係

第12回 生成AIを開発するIT企業とメディアの複雑な関係

テック, 小林雅一

ChatGPTなどで知られるOpenAIが、ここに来て新聞社や出版社などメディアとの連携を加速している。2024年4〜5月にかけて、同社は英フィナンシャル・タイムズ(日本経済新聞傘下)や米ニューズ・コープ、さらには米アトランティックや米Vox Mediaなど欧米の主要メディアと立て続けに戦略的な提携関係を結んだ。これらの提携で、OpenAIはメディア各社が保有するアーカイブ(記事データ)などのコンテンツを生成AIのトレーニング(機械学習)に利用できるようになる。またChatGPTが各社記事の要約などを作成・表示したりすることも可能になるという。

第10回 これからの働き方はダブル・ハイブリッドの時代へ――オフィス+リモート、人間+AI

第10回 これからの働き方はダブル・ハイブリッドの時代へ――オフィス+リモート、人間+AI

テック, 小林雅一

2020年3月にWHO(世界保健機関)が新型コロナ・ウィルス(Covid-19)のパンデミック(感染爆発)を宣言してから、早くも約4年が経過した。その間に私達の働き方は大きく様変わりし、今も変化の最中にある。国土交通省の調査によれば、リモートワーク(主に在宅勤務)経験者の8割以上がコロナ感染の終息後も(ある程度まで)その継続を望んでいる。

第8回 対話型AIがインターネットやパソコンの基本的UIになる時代が到来

第8回 対話型AIがインターネットやパソコンの基本的UIになる時代が到来

テック, 小林雅一

私達が日常生活や仕事などで使う基本的なソフトウエアに生成AIが浸透し始めた。グーグルは今年の9月20日(米国時間、以下同じ)、同社の対話型AI「Bard」の機能を拡張して、GmailやGoogle Docs、YouTubeなど一連の主要サービス(ソフト)と連携して使えるようにすると発表した(Bardのような対話型AIは生成AIの一種)。この拡張機能は当初、英語でのサービスから着手して、その後、日本語をはじめ多言語に対応していく予定という。

第7回 ChatGPTなどの生成AIは子供たちの教育にどう活用されているか?日本や米国の事例を紹介

第7回 ChatGPTなどの生成AIは子供たちの教育にどう活用されているか?日本や米国の事例を紹介

テック, 小林雅一

文部科学省は7月4日、小・中学校や高校における生成AI(ChatGPTやBing Chat、Bardなど)の取り扱いについて暫定的なガイドラインを発表した 。それによれば、生成AIの教育利用の方向性として「生成AIがどのような仕組みで動いているかという理解」や「生成AIを使いこなすための力を意識的に育てていく姿勢」などを打ち出している。