米通信業界で最も影響力のある人物


2016年の「米通信業界で最も影響力のある人物」に、T-Mobileのジョン・レジャーCEOが選ばれた。

FierceWirelessが12月12日から1週間かけて投票プラットフォームのPolldaddy.comを使って調査したもの。

2016年中に米通信業界で話題になった26人の候補者がトーナメント方式で戦った。といっても候補者自身が戦うわけではなく、読者が投票をするだけだが。

FierceWirelessより
FierceWirelessより

決勝戦ではT-Mobileのジョン・レジャーCEOとGoogleの親会社Alphabetのラリー・ペイジCEOの戦いとなり、投票総数6,864票のうち、レジャーCEOが6,286票を獲得して、圧倒的な大差で優勝した。

米大統領選挙でのロシアによるハッキングが問題になっている折、この調査でも不正投票などがなかったのか心配されるが、PolldaddyではCookieやIPアドレスで重複投票を防止しているそうだ。

ただ、このくらいの投票総数なら、SNSでちょっと呼びかければ結果はがらりと変わる可能性がある。

ところで、Forbesが発表した2016年の「世界で最も影響力のあるCEO」ではラリー・ペイジ氏がトップに選ばれた。

舞台が変われば影響力も変わるのは当然だが、世界で最も影響力のあるCEOであるペイジ氏を破ったレジャー氏の影響力も大したものだと言える。

ちなみにForbesが発表した2016年の「世界で最も影響力のある人物」はロシアのプーチン大統領がトップで、トランプ次期米大統領が第2位に名を連ねている。

確かに、今年最大のニュースをもたらした二人の影響力は最大だ。