アバウトな停電予告


アパートの管理オフィスから何ともアバウトな停電予告のメールが届いた。

管理オフィスからのメールの内容は以下のようなもの。

電力会社(PG&E)からの通知によれば、明日(1月9日)の午前9時から午後5時までの間、アパートの敷地内の地下に新しい設備を設置する作業を実施するのでアパートの全棟が影響を受けるかもしれない。その間、電気が一時的に止まるかもしれないし、全面的に止まって完全に使えないかもしれない。インターメント〔ママ〕の電源中断への事前対処をお勧めする。詳しいことは電力会社へ。

何というアバウトな情報。電力会社からそれだけの情報しか来なかったのだろうが、それをそのまま住人に伝え、もっと詳しく知りたければ各自が電力会社に電話するようにと、自分の仕事を極力減らそうという気持ちがよく表れている。

もっと詳しい情報が知りたいのは当然だが、全部で500世帯位のアパートだから、住人全員が電力会社に電話すると電話回線が相当混み合うだろうし、電力会社の担当者も同じ情報を何回も別の人に伝えないといけないので大変だろう。

そもそも、もし電力会社がもっと詳しい情報を持っているのなら、それも含めて事前に伝えてくれたらいいだろうに。アパートの管理オフィスの担当者が電力会社に電話してもっと詳しい情報を入手して伝えてくれてもいいだろうに。

もし電力会社がそれ以上の情報を持っていないのであれば、そもそも電話しても無意味だ。さらに、本当にもしそれ以上の情報がないのだとしたら、何という無計画で杜撰な管理運用体制!

その翌日、いつ電気が止まるかと9時から5時までドキドキしながら過ごしたが、結局全面的にも一時的にも停電することはなかった。管理オフィスからは何の連絡もなかったので、作業が無事に済んだのかどうかもわからない。

ちなみに、PG&Eのホームページでは、現在どこが停電になっているかが地図でわかるようになっているが、当日は非常に多くの場所で同時に停電になっていたようだ。

停電状況(PG&Eのホームページより)

停電が起こっている場所を緑、黄、オレンジの検索マークで示している。緑は50世帯未満、黄は50〜499世帯、オレンジは500〜4999世帯の規模の停電を示す。

これだけ停電が多いと、1件ずつ丁寧に対応するのは難しいかもしれない。