Verizon Wirelessがプリペイドプランを拡充している。それもあまり目立たないように。
2月1日に3Gスマホ向けのプリペイドプラン導入した。音声とSMSが無制限でデータは500MBで1か月60ドル、2GBで1か月70ドルというもの。これは「予算が厳しい(Badget-Minded)」ユーザ向けのプランだそうだ。
5月15日にはこのプランを、値段は据え置きでデータ上限を引上げた。60ドルプランを2GBに、70ドルプランを4GBにした。既存顧客には即日適用。新規顧客は6月6日から使えるようになる。ただし残念ながら、まだ3Gネットワークしか使えない。4G LTEが使えるプリペイドプランは提供していない。さらに他社の契約なし/プリペイドと比較してもあまり魅力がない。たとえばT-Mobileは70ドル出せば4Gデータが無制限に使える。本当に予算が厳しいユーザはVerizonを使わないだろう。
というわけで、あまりインパクトのなさそうな小さな話だ。Verizonもそう思っているのか、この5月のプラン拡充のプレスリリースは2月のものに「Update」として付け加えただけの扱いになっている。
ところでVerizonは4月10日にも、音声が500分、SMSとWebが無制限で月額35ドルというプリペイドプランを開始している。音声も無制限にすると月額50ドルとなる。ただし残念ながら、これはフィーチャーフォンしか使えない。
なかなかストライクゾーンに入ってこないVerizonのプリペイドだが、将来の主戦場での地ならしのようにも見える。
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