Apple WatchはiPhoneより売れた


Apple Watchの販売不振が伝えられているが、1年を通じてみると、iPhoneが最初の1年間に売れた台数よりもはるかに多かった模様だ。

Apple Watchのホームページより
Apple Watchのホームページより

4月26日にAppleの第2四半期(1-3月)の決算が発表され、13年振りの減収やiPhone販売台数の初めての減少(前年同期比)などが話題になっている。

iPhone需要の陰りやAppleの成長鈍化など、悲観的な見方が飛び交う中、やや明るさを感じさせるニュースもあった。

販売不振と見られているApple Watchだが、デビューしてから1年間に販売された台数は、iPhoneがデビューしたときよりも多かったというニュース。

もちろんAppleはWatchの販売台数を発表していないが、アナリスト予想の数字に基づくもの。The Wall Street Journalは、Watchが販売開始されてから1年間で1,200万台売れたとの予想を伝えた。またCNBCは、同1,550万台売れたとの予想も引き合いに出している。

iPhoneがデビューしたときは1年間で610万台売れたので、WatchはiPhoneよりも2倍以上も売れ行きがいいことになる。

Watchの人気や使い勝手に関しては、反応が遅いとか、バッテリーの持ちが悪いとか、魅力的なアプリがないとか、残念ながら不満の声が多い。

それでもiPhoneが出た当初よりは売れ行きがいいということは、今後の改善次第ではiPhoneよりも魅力的な端末になりうるという見方もできる。

もっとも、iPadがデビューしてから1年間に売れた台数は1,950万台だったから、それほど楽観視もできないが、すべては今後の展開次第。

上記のThe Wall Street Journalは、次期WatchがiPhoneと連動しなくてもセルラー回線につながるとの噂も紹介している。

Watchを見限るのはまだ早そうだ。