ウエアラブル市場でApple Watchが伸び悩んでいる。その代わりにFitbitが伸びている。
Appleは3月21日のイベントで、Apple Watchが「世界で最も売れているスマートウォッチ」と豪語していたが、Seeking Alphaによると、ウエアラブルデバイスの市場シェアはFitbitがトップだ。
2015年4月にApple Watchが登場して、Fitbit(とXiaomi)のシェアが食われたが、2015年第4四半期はApple(とXiaomi)のシェアが減ってFitbitが盛り返している。
Fitbitはこれまではウエアラブルの中でもフィットネストラッカーがメインだったが、最新のFitbit Blazeは見かけも機能もスマートウォッチでApple Watchと真っ向から競争する。
AmazonのショッピングサイトでもFitbit優位が目立っており、現在スマートウォッチ部門のベストセラーはFitbit Blazeだ。
上記の市場シェアはFitbit Blazeが出る前のものだから、Fitbitはまだシェアを伸ばし続けていると見られる。
対照的にAppleのWatch関連施策の影が薄い。今回の発表でも、Watchに関してはナイロン製のバンド導入と若干の値下げを発表したのみ。バッテリーの持ちの悪さは改善していない。
9月にはApple Watch 2が発表されると見られている。どんな手でシェア回復を図るのか注目したい。