T-Mobileが無制限プランのアドオンを2種類に


T-Mobileが無制限プランのアドオンを2種類にして、きめ細かな料金体系にした。

T-Mobileが9月に導入した「T-Mobile One」は、「オール無制限」とは言いながらいろいろな制限がある料金プランだ。

例えばモバイルホットスポット(テザリング)が3G速度(512kbps)になる、ビデオはDVD品質(480p)になる、海外の無料データローミングの速度は128kbpsになる、Gogo機内Wi-Fiの無料使用が1時間に制限されるなど。

もっと快適に使いたいという顧客のために、3ドルでHD(1080p)ストリーミングが24時間使える「HD Day Pass」や月25ドルでいくつかのサービスがアップグレードされる「One Plus」という追加オプションが用意されていた。

今までの「One Plus」は1種類のみで、主な特典はモバイルホットスポットが4G LTE上で無制限に使える、「HD Day Pass」が何回でも無制限に使える、海外の無料データローミングの速度が2倍の256kbpsになるというもの。

今回の改定ではこのアドオンを、「One Plus」と「One Plus International」の2種類に分けた。

T-Mobileのwebサイトより
T-Mobileのwebサイトより

新しい「One Plus」は月15ドルで、Gogo機内Wi-Fiが無制限に使える、海外の無料データローミングの速度が256kbpsになる、「HD Day Pass」が何回でも無制限に使える、ボイスメールがテキストやメールに変換されるなどの特典が利用できる。

また「One Plus International」は月25ドルで、「One Plus」のすべての特典に加えて、70対地以上の固定電話と30対地以上の携帯電話宛の国際通話が無制限にかけられる、モバイルホットスポットが4G LTE上で無制限に使えるという特典が追加される。

これにより顧客のニーズに応じてきめ細かに対応できるようになるが、一方で簡素化したはずの料金体系が複雑になっている。

「オール無制限」の「T-Mobile One」に全部コミコミにするのが筋というものだ。