AT&Tがデータプランにトールフリーを導入

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AT&Tがデータプランにトールフリーサービス「AT&T Sponsored Data」を近々導入する。1月6日、ラスベガスで開催されているCESで発表した。

特定のコンテンツへのアクセスやアプリの利用について、ユーザのデータ利用料が無料となり(すなわちデータ使用量がカウントされず)、スポンサー企業がデータ利用料を負担する。電話の800番サービスのデータ版だ。

データが定額で無制限に利用できるユーザにはあまり関係のない話だが、データ従量制が広がりつつある昨今では有用性を増しつつある。既にAqutoKony Solutions、 UnitedHealth Groupの3社がスポンサー企業としてこれを利用することが決まっている。たとえばUnitedHealth Groupは、これによりデータプランに加入していない低所得層のユーザでもヘルスケア啓蒙用のビデオが視聴できるようにする。

このサービスの発想自体は目新しいものではない。数年前からコンテンツプロバイダなどから要望が寄せられ、AT&TやVerizonなどが随分前から検討しており、「やるの、やらないの?」というよりは「いつやるの?」という風に見られていたほどだったが、技術的な複雑性や、金持ち企業が不当に有利になるとの公正競争やネット中立性の観点からの懸念などもあり、なかなか導入されなかった。

Verizonは2013年8月に、データのトールフリーサービスについて、技術的なハードルのために導入はまだ難しいと表明している。T-Mobileは2013年12月に、プリペイドサービス「GoSmart」でFacebookへのアクセスに係るデータ利用を無料にするサービスを実施したが、Facebookとプリペイドに限った限定的な導入だった。

今回AT&Tが本格導入に踏み切ったのは、FierceWirelessによれば、このサービスがHSPA+とLTEネットワーク上でしか提供できないため、ネットワークのカバレッジ拡大が先決との判断によりこれまで導入を見送ってきたところ、このほどLTEのカバレッジ人口が2億7,000万人に達したことから、「今でしょ」との結論に至ったものらしい。

これをやることにより、ユーザやプロバイダにとってのメリットもさることながら、AT&Tにとっては、たとえばデータ無制限プランのユーザがスポンサー企業のコンテンツにアクセスすると、これまで得られなかった追加的な収入が得られるというメリットもある。(料金の二重取りとの見方もできる。)

一方、これをやることによりデータ利用が促進され、ネットワークが混雑する可能性があるとの懸念も指摘されている。

今後他社も追随するのかどうか、これが当たり前のサービスになるのかどうか、今回のAT&Tの導入が試金石となる。

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  1. Diana
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