AT&TのTVサービス顧客が大幅減少

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AT&TのTVサービス顧客が大幅に減少している。

AT&Tが2019年第2四半期決算を発表した。TVサービスの顧客が94.6万件の純減となった。これはAT&TのTVサービスとしては過去最大の減少だ。

その内訳は「プレミアムTV(DirecTVとU-verse)」が77.8万件の減少で、「OTT(DirecTV Now)」が16.8万件の減少。

顧客減少の大きな要因は従来型のTVサービスからインターネット経由のOTTサービスに移行する「コードカッティング」の影響とされているが、コードカッターの受け皿であるDirecTV Nowも減少しているのが心許ない。

やはり度重なる料金値上げが大きな理由だろう。他に安いサービスがある中で料金を値上げすれば、顧客が流出するのは目に見えている。

ただ、AT&Tとしては、「長期的に見て価値のある顧客層に集中する」としており、料金の安さばかりを求める顧客は去っても追わないという方針のようなので、この顧客減少は想定の範囲内だろう。

それにしては、値上げを前にDirecTV Nowを解約したら、「割引するから戻って来いよ」とのお誘いが来たので、必ずしも去る者を追わないわけでもないようだ。

AT&TのTVサービスの料金値上げの大きな要因は、コンテンツを供給するメディア会社からのコンテンツ使用料の値上げだろうから、必ずしもAT&Tだけを責めるわけにもいかない。

責めるべきは、むしろ、コンテンツ使用料の飽くなき値上げを求め続けるメディア会社ではないか。

メディア会社にしてみれば、コンテンツ使用料を値上げしなければならない理由があるのだろうが、そこを何とかやりくりしてもらって、値上げするのはもうやめてもらえないだろうか。